和装を着る時の下着はいつものでいいの?の疑問にお答えします
こんにちは!フォトプランナーの井上です。
結婚式の前撮りといえば和装がとても人気です。結婚式ではウェディングドレスを着るため、和装は写真だけ撮っておこう!という新郎新婦が多いのです。
着物を着るのは成人式以来という方が多いと思います。和装の前撮り撮影予約をしたものの、下着はどうすればいいの?いつもの下着じゃダメなの?という疑問にお答えします。
和装の花嫁衣裳を着る時の下着
いつもの洋服用の下着はNG
和装には着物用の下着があります。いつもの下着では和装をきれいに着付けることができません。和装は体のラインがまっすぐな寸胴体型の方がきれいに着れます。いつもの下着では胸のボリュームやお尻のボリュームが出てしまい、帯がうまく締められなかったり、襟元が開いてきてしまったりするのです。
和装用を新調するのが一番いいのですが、家にあるもので代用するという手もあります。
和装を着る時のブラジャー
普段のブラジャーはメリハリのある体型をつくるためのものです。和装はメリハリがない寸胴体型にする方がきれいに着れるため、普段のブラジャーはつけません。
和装用ブラを持っていない場合は、ワイヤーの入っていないスポーツブラやユニクロなどで売っているカップ付きキャミソールが最適です。レースやフリルがついていると、上から着る着物に響いてしまいますので、飾りがついていないシンプルなものにするといいでしょう。
また、白無垢を着る時は念のためベージュなど比較的肌に近い色のものを選びます。黒やネイビーなどの濃い色は透けてしまいます。
和装を着る時のショーツ
和装の前撮りは一番上に生地の厚い打掛を着ます。そのためショーツのラインが出ることはほとんどありませんが、念のためショーツのラインが出にくいシームレスやボクサータイプのショーツまたは太ももまで長さのあるガードルを選ぶと安心です。
こちらもブラジャー同様にベージュなど比較的肌に近い色のものを選びます。黒やネイビーなどの濃い色は透けてしまいます。
和装の着物の中ってどうなってるの?
和装のできあがりは見たことがあるけども、中は一体どうなっているの?何枚着ているの?という疑問にお答えします。
①肌襦袢(はだじゅばん)
まず上に記載したブラ&ショーツの姿になって、上半身は「肌襦袢(はだじゅばん)」下半身に「裾よけ(すそよけ)」を身に付けます。肌襦袢と裾よけが一体化したワンピースタイプのものもあります。
また、花嫁衣装は着物のえりぐり(後ろ)を深く抜いて着付けるため、成人式で使用したような一般的な肌襦袢では肌襦袢が見えてしまいます。えりぐりが深く抜けている花嫁用の肌襦袢を用意するといいでしょう。
②補整(ほせい)
肌襦袢の上から着物が似合うような体型づくりを始めます。タオルやパッドなどで、デコルテ、胸の下、背中、腰などの体の凹凸を埋めていきます。それぞれの方の体型にもよりますが、タオルは多い方で5本ほど使用します。
撮影当日の持ち物に補正用のタオルが書かれていることと思います。このタオルは新品や高級なふんわりタオルではなく、温泉でもらえるような薄いタオルの方が適しています。色付きタオルは下着同様に透けてしまいますので、白いタオルにしましょう。
③長襦袢(ながじゅばん)
体型補整が終わったら、長襦袢を着ます。長襦袢は洋服でいうと、シャツやTシャツのようなインナーの役割があります。汗や皮脂汚れから着物を守る役割や着くずれ防止の効果もあります。花嫁衣装は、えりを深く抜いて着付けます。
④掛下(かけした)
白無垢や色打掛の下に着る振袖です。掛下は本来は「白」と決まっていましたが、最近は色柄も選べるようになり、打掛との色合わせを楽しめるようになりました。
⑤帯(おび)
掛下を着用したら帯をしめます。振袖と違って帯は見せるものではないので、小さくコンパクトにまとめます。
帯の下に抱え帯(かかえおび)という幅の狭い帯を締めるのも花嫁衣装の特徴です。
⑤打掛(うちかけ)
打掛は白無垢と色打掛があります。打掛は最も格式の高い正礼装です。挙式は白無垢、披露宴では色打掛にお色直しをすることが多いです。前撮りでは景色の中の新郎新婦が映えるように華やかな色打掛を希望される方が多いです。
まとめ
一生に一度の花嫁衣裳。はじめてのことが多いですが、下着選びをしっかりして、楽しい撮影にしてください。
ロケーションフォトウェディング名古屋では、肌襦袢や補整用タオル、足袋を用意するのが難しいという方のために、手ぶらでお越しいただける「手ぶらプラン」も用意しています。